Windows 11 で WSL2 をセットアップしてみた
いたくらです。
DvelopersIOに Windows 11版 Windows Subsystem for Linux2 (WSL2) の
セットアップ手順が無さそうだったので(探すの下手なだけかも)
ブログの練習を兼ねて備忘としてまとめてみました。
実行環境
- エディション:Windows 11 Pro
- バージョン:22H2
- OS ビルド:22621.1555
公式手順
参考にした公式手順はこちらです。
やってみた
1. 機能の有効化
スタートボタンを右クリックして設定
をクリック。
左側のアプリ
をクリックしてから、オプション機能
をクリック。
下のほうにあるWindowsのその他の機能
をクリック。
Linux用Windowsサブシステム
と仮想マシンプラットフォーム
にチェックを入れる。
チェックを入れたらOK
をクリック。
インストールが始まるので完了するまで待機。
終わり次第今すぐ再起動
をクリック。
2. WSL2 Linux カーネル更新プログラムパッケージをダウンロード
- 最新のWSL2 Linux カーネル更新プログラムパッケージ
上記リンクをクリックするとパッケージのダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了したら実行します。
Next
をクリック。
Finish
をクリック。
3. WSL2 を規定のバージョンとして設定する
PowerShellなどのコンソールから下記コマンドを実行する。
wsl --set-default-version 2
実行した結果はこんな感じになるはずです。
4. 開発者モードの有効化
設定
からプライバシーとセキュリティ
をクリック。
さらに開発者向け
をクリック。
開発者モード
をクリック。
開発者モードをオンにしますか?と表示されるので、はい
をクリック。
開発者モードがオンに変わったことを確認する。
5. Linux ディストリビューションのインストール
Microsoft Storeを開き、インストールしたいLinuxディストリビューションを検索してインストールする。
今回自分はUbuntuをインストールしました。
検索バーでUbuntuを検索して、インストールしたいものをクリック。
入手
をクリック。
入手
が開く
に変わったら、スタートメニューに追加されるUbuntu
を起動して、インストールが完了するまで待機。
インストールが完了すると、使用するユーザ名とパスワードを入力するよう促されるので、適当に入力する。
一通り完了するとこのような画面になるはず。
一応、PowerShellでインストールされたディストリビューションのバージョンがWSL2であることを確認しておきます。
(wsl -l -v
を実行)
VERSION = 2
となっていることが確認できました。
以上でWSL2のセットアップは終了です。
おまけ
WSL2が使用するメモリ使用量とかを予め設定しておくことで、ホストOSのメモリ大量消費を防げるようなので設定してみました。
1. 「.wslconfig 」の作成
WSL2はWSL全体にかかわる設定をC:\Users\{ユーザ名}\.wslconfig
というファイルに持つそうです。
デフォルトでこのファイルは存在しないため、適当にテキストファイルとして.wslconfig
というファイルを作成します。
とりあえず適当に値を設定して、その設定が反映されるか確認します。
.wslconfig
をメモ帳で開き、以下の内容を記述して保存します。
WSL2に割り当てるメモリ:4GB、CPUコア:2つ、swap:0GB としてみました。
文字コードはUTF-8 (BOM無し)
となっていることを一応確認してください。
BOM付きだとうまく適用されないようです。
2. 設定の反映と確認
設定を適用するにはWSL2の再起動が必要なので、Powershell等を管理者権限で立ち上げて下記コマンドを実行し、WSL2を停止させます。
wsl --shutdown
再度Ubuntuを起動して、下記コマンドを実行します。
cat /proc/meminfo
すると、こんな感じで設定通りになっていることが確認できました。
参考にさせていただいた記事一覧
既出の記事に加え、以下の記事も参考にさせていただきました。
アノテーション株式会社について
アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。
「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。
現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社WEBサイトをご覧ください。